雪国科学の物語 その1
新潟市のはずれに自然倶楽部という集まりがありました。
父親が殺伐とした生活から一時でも離れ、母親が育児から一時でも離れ、子どもは昔のようによその親父から「ゲンコツ」をもらったりしながら、みんなで山歩きをしたりしていました。
この倶楽部は平成2年頃から10年位活動を続けましたが、子どもたちが育つにつれて自然と消えてゆきました。
この倶楽部の中では、学校に行けなかった子どもも人気者になったりして、ちょっと不思議な世界でした。その中にたえずぬくもりを与えてくれた1つの薪ストーブがありました。
火を囲み、素直に語り合ったこどもたちは、そこでいろんな形の優しさなどを学びました。
最初はめずらしがっていた仲間も、自然と炎に魅せられ、口伝えに広がってゆきました。
雪国科学は融雪や床暖房システムを開発し、国内で最高値(BL認定)の省エネ技術を得ることができました。でもこれらは全て、この倶楽部の仲間や良き理解者の協力なしにはできなかったことでした。
みんなに「ありがとう」です。
雪国科学株式会社
自然倶楽部
手間ひまかけた遊び、家族や仲間の意味などを根っこから見つめ直す⋯
平成2年頃から10年位活動。
そして雪国科学の原点