SDGs

SDGs2024-02-06T12:01:02+00:00

雪国科学は、SDGsの達成に向けてすべての
人が適正な価格で、安全に、永く使用できる
優れた製品づくりを心掛けています。

 SDGsと雪国科学

 

雪国科学では1991年の創業以来3つの考え方を基本として研究開発に取り組んでいます。

01 

丈夫で長持ちする製品
づくり

02 

長期に渡り技術が陳腐化しない優れた製品づくり

03 

再利用できる素材を用いた製品づくり

これらの考えは取りも直さずゴミを出さない、あるいはゴミを最小限にする為です。

「丈夫で良いものを長く使う」、「壊れたら直す」という考え方を通して大切にしてきた『勿体ない精神』は、モノにあふれた現代で取り戻すべき考え方であり環境問題で掲げられてきた『SDGs』と同じ考え方ではないでしょうか。

持続可能な社会の実現のために必要な考えを、雪国科学では創業以来約30年に渡り取り組み続けています。

⇒もっと詳しく!雪国科学とSDGs

01.環境のために

    

カーボンニュートラルと薪ストーブ

ハイブリッド車5台分の二酸化炭素削減効果
東北大大学院環境科学研究所が薪ストーブ愛好者100人のグループ「川崎・仙台薪ストーブの会」と連携し、薪ストーブ1台でハイブリッド車5台分の二酸化炭素削減効果があると算出しました。
⇛ 薪ストーブで人にも環境にも優しい暮らし

世界基準の環境と健康への配慮
2022年にも排気煙の基準を新たにしたecodesign指令が欧州で施工され、薪ストーブは少ない薪と煙で最大の効果を得られる暖房器具として日々進化しています。

放置された森林資源の再生
近年は県や市で間伐、せん定した木を無料で受け入れ、薪向きの樹木として量り売りしたり無料で提供する取り組みが増えてきています。このように、薪ストーブはバイオマスエネルギーの利活用として森林の再生に繋がっています。

より高性能な薪ストーブを導入、普及によりスコープ3のCO2排出量の削減に寄与する

【取り組み】
雪国科学では環境の為にどんどん基準を新たにしていくアメリカのカリフォルニア州や、欧州の排気規制を余裕でクリアする薪ストーブのみを扱っています。
【目標】
より排気ガスが綺麗で薪の燃費の良い高性能な薪ストーブを設置する事でカーボンニュートラルを正常に保つことに貢献します。

薪ストーブの再生、再利用

雪国科学では、長年高温の熱にさらされて歪んでしまった薪ストーブを回収して解体し、傷んだ部分を取り換えて再生する「オーバーホール」を行っています。
この「オーバーホール」は、壊れたら直して使う、安易に買い替えないという思いから始まり、資源の保護に繋がります。

エネルギー効率とAIRINシステム

真の省エネ技術は「赤外線」から生まれる
現在の高気密、高断熱は熱移動のうち伝導、対流を対策したものです。では、放射はどうでしょう。
太陽が地球まで赤外線を放射して熱を伝えるように、放射と赤外線は重要な熱移動対策なのです。

AIRINシステムは宇宙の赤外線技術
AIRIN®はアルミを使用した赤外線反射断熱材です。これは宇宙服にも取り入れられていて、過酷な温度環境の宇宙で人間が安全に活動できるのは、断熱材ではなくアルミを使用して赤外線による放射の熱移動を防いでいるからです。

「熱を止める」断熱で日本最高のエネルギー効率
暖房・冷房設備は「熱の漏れ」を防げば最大限効率化出来ます。実際にAIRINシステムを用いた雪国科学の床暖房は、70%が限界と言われているベターリビングの床上放熱効率で89%を記録し、20年以上国内最高効率の床暖房です。

赤外線技術の導入を促進し、環境への負荷の低減に寄与する

【取り組み】
雪国科学では、国内最高の省エネ床暖房や屋根上への施工を可能とする融雪システムの開発で赤外線技術にたどり着き、赤外線反射断熱構造「AIRIN®」を開発しました。
この熱を止める技術と赤外線の重要性は徐々に理解されはじめ、「AIRIN®」システムは各企業のSDGsに貢献し始めています。
【目標】
「AIRIN®」システムを普及し、建物全体のエアコン稼働時間やエネルギーの使用を最小限にすることで環境への負荷の低減に貢献します。

断熱バランスの違い

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02.社会のために

自然災害への対策とオンリーワン

「どか雪」が増えていく
地球温暖化と言われる昨今、融雪システムが必要とされるのは一度に降る雪の量が多い「どか雪」が増えるからです。
降り積もった雪はただの雪ではなく氷の塊です。そのため、雪庇と雪対策は忘れてはならない重要な安全対策なのです。

壊れない融雪システムの重要性
オンリーワンに使用する雪国科学の「テフロンヒーター」は、名前の通りテフロンを使用した線状ヒーターです。テフロンは熱、寒さ、紫外線、薬品などに強く、テフロンヒーターは漏電や劣化の心配が少ない半永久的に使用できるヒーターです。

建物一つ一つに合わせた最高効率の出力設計 
雪国科学のオンリーワンは施工するピッチで平米辺りの出力を自由自在に設計できます。その為施工する建物の立地、高さ、希望される用途、施工範囲に合わせてエネルギーの無駄がない最適な出力で施工できます。

融雪設備を普及させ、豪雪地域や高齢者等の生活向上の支援

近年は雪の降り方が極端化しており、短時間で集中的に雪が降る「どか雪」の傾向にあります。そしてこの「どか雪」による被害も大きくなっており、2021年度は除雪の為に12道府県にて97人もの死者を出し、家屋の被害は全国で624棟にのぼります。
そのため、雪対策は重要な安全対策なのです。

雪国科学では高齢者や豪雪地帯に住む人、働く人の安全な暮らしを守るために、経済的、壊れない、きちんと融ける融雪設備を提供します。

従業員の教育、新規代理店網を展開、育成し耐久性と省エネ性能を備えた融雪設備をより普及させる

「どか雪」による一度の積雪量が増加する中、雪への安全対策は一般家庭や山間部だけでなく、人の多く集まる各企業の社屋や公共施設まで需要が伸び、県内外からの問い合わせも増えております。
そこで壊れず、エネルギーを無駄に使用しない雪国科学の融雪装置がより多くの雪で困っているひとを助けられるように正確な技術習得を前提とした代理店の拡大と教育による強化を行います。

↑ 新潟県南魚沼市 在来線ホーム屋根

ロードヒーティング(新潟市 アプローチ)

↑ 新潟市内 アプローチ

03.経済のために

   

女性の重要ポストへの積極的な登用

雪国科学では創業時より男女隔ての無い管理職への登用を行っています。
現在も2名の女性がベテラン管理職として日々活躍しています。

有給休暇取得の促進

雪国科学ではワークライフマネージメントの取り組みとして有給休暇の取得を促進し、社員ひとりひとりが仕事と生活の充実を自分で考え、求められるようにしています。

有給休暇、育児、介護休暇等の取得を促進し、ワークライフバランスを向上させる

当社では性別に関わらず、ワークライフバランスを推進するための働き方の改善として有給休暇、、育児、介護休暇等を自分の判断で取得できるようにします。
人員の拡大、強化によって休暇の取得による仕事への影響を最大限抑え、仕事と生活の充実と社員の能力を発揮し、成長し続けることをサポートします。

↑ トライアスロン大会

↑ 薪ストーブで焼いたパン

04.目標達成に向けて

もっと詳しく! 雪国科学とSDGs

雪国科学では1991年の創業以来3つの考え方を基本として研究開発に取り組んでいます。

ここでは、雪国科学が大切にしてきたモノづくりのための3つの考え方を詳しく紹介します。

    01 | 丈夫で長持ちするものづくり

 

大切な一歩目はまず安易にゴミを出さない丈夫で長持ちするモノづくりではないでしょうか。
永く使い続けても壊れない、安易に買い替える必要のない製品こそ廃棄物の削減に繋がります。

そのために、出来る限りシンプルな構造にする。
さらに強靭な素材を用いて壊れないようにする。

これらを追求していく事で『本当に丈夫で長持ち』する製品を実現しました。

床暖房等もお客様の大半が設置から20年以上使い続けられています。

    02 | 長期に渡り技術が陳腐化しない優れた製品づくり

 

永く使える製品とはただ長持ちするだけではなくその技術が永く一流であり続ける事。

電気製品と言えば年々性能や効率など進化し続け、その度に新しい製品が生まれ続けます。

しかし、雪国科学はベターリビングの「床上放熱効率」89% の床暖房など、20年以上経ってもそれを上回るようなモノがなかなか出てこない程の高性能の製品を開発して来ました。

最初からこれ以上ない性能を追求する事で研究開発によるエネルギーや資源の利用量を削減し、持続可能な社会の実現に取り組んできました。

    03 | 再利用できる素材を用いた製品づくり

 

最終的に廃棄する事になっても、資源として再利用できる素材を用いた製品づくりを心掛けています。

例えばテフロンヒーターやアルミなど、再利用しやすい素材を用いた製品など。

30年以上も前からテフロンやアルミ等の再利用が確実に出来る素材を最優先して用いてきました。

薪ストーブで人にも環境にも優しい暮らし

薪ストーブ1台でハイブリッド車5台分の
二酸化炭素削減効果

驚きの試算結果があります。それは、カーボンニュートラルを前提としたとき、薪ストーブ1台でハイブリッド車5台分のCO2削減効果があるというのものです。

この結果は東北大大学院環境科学研究室が薪ストーブ愛好者100人のグループである「川崎-仙台薪ストーブの会」と連携して算出したものです。では、この試算結果とはどういうものでしょうか。

① 薪ストーブを使用するにあたり、年間約6立方メートルの薪を消費すると、同等のエネルギーを生み出すのに必要な灯油の量を1200リットルと算出。
その量の灯油の燃焼で排出されるCO2が削減できたと考えると、薪ストーブによるCO2削減量は年間約3トンとの結果が出ました。

② ハイブリット車については、ガソリン車に比べ、ガソリンの消費量を4割節約できると想定。
すると、ハイブリット車の年間CO2削減量は約0.6トンと計算されます。

出典:河北新報 2009年7月30日

上記①・②の結果、薪ストーブの方が約5倍の効果があるとの結果が出たのです。
また、薪ストーブ1台のCO2削減量を太陽光パネルに換算すると、60平方メートル分に相当します。

CO2排出量の削減だけでなく、薪を使用することは放置された木々を正しく伐採して植林する、山の再生にも役立ちます。
地球温暖化や環境問題で再生可能エネルギーが注目を浴びる今、今一度火を自ら扱う生活に立ち返ってみてはいかがでしょうか。

雪国科学と意外な関係?
実はこの試算結果を出した東北大の研究に参加されていた方が、雪国科学のホームページを見て理念と技術力にいたく感動され、直接町屋の話を聞きたいと雪国科学を尋ねてこられました。
卒業後も自然環境と市民の生活について従事してこられ、再度木質バイオマスエネルギー利用の可能性や環境、農林業について挑戦されています。