Project Description
大型貯蔵庫の一番のネック“冷暖房コストの大きな負担”を解消。
今回ご紹介するのは、2009年3月に竣工した津軽富士の麓にあるリンゴの貯蔵庫です。
秋に収穫されたリンゴを、品質を維持しながら長期間提供するためには貯蔵庫の温度管理がとても重要になり、1年を通して空調での徹底した温度管理を行う必要があります。
貯蔵庫およそ5,400㎥という大空間を管理する冷暖房コスト…。想像すらできないスケールですが、その冷暖房の負荷を削減するために雪国科学のAIRIN®とRAYWALL®が採用されました。
そのボリュームは、貯蔵庫の屋根や壁、管理室などにAIRIN®およそ1,700㎡、管理室などの天井にRAYWALL®120㎡、使用した断熱材はAIRIN® SP-Ⅰ、SP-Ⅱ合わせて1,500枚以上、RAYWALL®は9缶にも及びました。
AIRIN®とRAYWALL®を施工した部分。
北国青森とは言え一般的な断熱材では、これほど広い屋根、壁からの夏場の太陽の照り込み、断熱材自体が蓄熱することによる貯蔵庫内への影響は計り知れません。また、寒さが厳しい冬には貯蔵庫内は外気の影響を受けてしまうことでしょう。
AIRIN®の赤外線バリアによる断熱は夏と冬どちらも効果が高く、冷暖房の負荷を削減しながらも貯蔵庫内の環境を守り、農作物の品質維持を実現します。
赤外線バリアは一般住宅に限らず、貯蔵庫やコンビニなど常に冷暖房のコストがかかる施設などにもとても有効です。
このリンゴ貯蔵庫の新築にあたり、“最新式の施設”として赤外線反射断熱材AIRIN®とRAYWALL®を採用してくださったのは、2008年に弘前市内で行った弊社社長 町屋の講演をお聞きになった設計士さんだとか…。
“建築のプロ”も、従来の断熱材に対して常々不安や疑問を持っていた…という表れではないでしょうか―。